友人カラスマソウイチへの手紙

みなさん、明けましておめでとうございます。
どうぞ今年も私Liederjanと拙ブログ「思考停止で行こう」を宜しくお願い致します。
 
さて、突然ですが。
前回の記事にちょっと長めのコメントをくれたkarasumaso-ichiさんに、
コメント返しをさせていただきます。
しかし、彼は筆者のリアルでの友人のため、どうしても砕けた物言いになってしまいます。
ただ、このコメント返しの中でいろいろ重要なことに思い当たりましたので、
全文を掲載しようと思います。
ここ最近の記事と比べるとずいぶんギャップのある文章ですので、
お読みになる方はそれをご了承の上、「続きを読む」をクリックしてください。
 
 
明けましておめでとう。今年もよろしく。
 
“個人的な感情に根ざしていることに理屈をつけるな”と言ったね。
 
はっきり言おう、お断りする。
 
俺は、「好き」にしろ「嫌い」にしろ、自分の感情が生み出したものをそのままにはしたくない。
それがなぜ生み出されたのか。自分自身の感情のスイッチを探りたい。
自分がどんなときに笑い、どんなときに喜び、どんなときに泣き、どんなときに憎むか。
それを掴んでいくことが、きっとこれからの人生の中で役に立っていくと思うんだ。
“好きなことについて思いっきり語る”のとまったく同じように、俺は
“嫌いなことについて思いっきり語る”ことに意味を感じているんだ。
 
ところで、
“「つまらない」の談義”って言うが、その言い方は気に食わない。
俺は、「嫌い」とは書いたが「つまらない」とは書いてない。
俺はこの二つは違うと思う。
ガンダム00は俺に「嫌い」と思わせた。俺の心を動かした。そこには何かがある。それは何か。
俺はそれが知りたかった。
今までのガンダムと比べて考えたりもした。
00が独自にやろうとしたことは何か、という方向も考えた。
00が狙う視聴者についても考えた。
00が放映されている現代の世相についても考えた。
俺と同じようなことを考えているブロガーがいないかとネットを探索もした。
そして事実見つけて意見を伺う機会も得た。
 
この活動には価値がある。
俺自身の見識を深め、作品に対する視点と理解を深める上でこの経験がきっと役立つと信じている。
そして上記のように、これを通じて自分自身に対する見方をも深めていくことがきっと出来るはずなんだ。
 
「憎まれ役となって周囲の改善に努める」?
 
烏丸君、君はここに関しては完全に俺を誤解している。
 
俺がいつ「00はつまらん、水島監督を更迭しろ!」と言った?
俺がいつ「00はつまらん、貴様も00なんぞ見てないで九条の会に参加しろ!」と言った?
俺は人の考えを矯正しようなどというおこがましいことを考えたことは一度もない。
人によって感じ方は違う。
何を面白いと感じるか、面白いと感じたときにどう表現するか、それをどう人に伝えるか、まさに十人十色だ。
それにいちいち文句をつけても意味なんてない。
 
ちなみに言うが俺はPerfumeはCDを買うほどではないが好きだ。近所のドンキでDVDが流れていると思わず見入ったりする。
もうひとつ言うが羞恥心もCDを買うほどではないが好きだ。彼らのおバカっぷりというよりは、その見事な演技力が、だが。
 
確かに、思ったことをそのまま書くスタイルを貫いているから、誤解を生むことは多いと思う。
それはこういうスタイルをとっている俺自身の責任であるから仕方ないし、
逆に言えば、烏丸君のように忌憚のない意見をぶつけ、
俺にこのような弁明の機会を与えてくれる読者は非常にありがたい存在だ。
弁明の形で、自分の思ったことを再び、より強固に表現するチャンスを得ることが出来るのだから。
 
わかるか。俺は既に「ありのままの自分を表現」しようとしている。
俺は自分の気持ちに嘘はつけない性分だからだ。
そして「ありのままの自分」を常に追及したい。自分に湧き上がる感情の理由が知りたい。
あの00に対する長い考察についた大艦君のコメントへのコメント返しで、
「この印象を大事にしたい」と書いたのは、そういう意味なんだ。
 
俺はこれからも、恐らくこの姿勢を貫いていくと思う。
もし烏丸君が、そうやって時には汚い感情をぶちまけるこのブログを良しとしないのであれば、それは仕方ない。
その「感情」を否定しない。
だから、ここに表現される俺の「感情」も、どうか否定しないで欲しい。
俺にとってブログは、自分の感情を確かめるためにあるんだってことを、理解してくれ。