前回のコメントこちらで返答します

まず大艦君。
ごめんなさい、まったく説明が足りていませんでした。
 
まず、
>I'veSound
>平沢進
は、今回の議論からは外れます。
彼らとPerfumeはまったく別問題なんです。
 
Perfume人間性がない(あえて言い切りましょう)のは、エフェクトがかかっているからではありません。
もっと別の理由があります。逆に言えば、いくらエフェクトをかけようと楽曲に含まれるアーティストの人間性は普通は消えません。
美空ひばりなんか出したのがいけなかった。KOTOKOでもよかったんですよ、あの例は。
下で詳しく説明します。
 
続いてIJU先輩
>あんしんパパ
違うんですIJUさん、僕がPerfume初音ミクで比較的再現しやすいなどといったのは、
声にエフェクトがかかっていて元の歌声がわかりにくいから、ではないのです。
 
http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/archives/006730.html
こちらを参照してください。
 
どうやら彼女らは、「人間味を殺して歌う」という演出を施されているようなんです。
はじめてのチュウ」は「帰ってきたヨッパライ」などと同じく、録音方法を工夫してエフェクトをかけているのみで、
そもそもの歌声は至極普通の、ちゃんと情感のこもったものになっていると思うのです。
しかしどうやらPerfumeは違う。彼女らはそもそもものすごく平坦に歌い、その上でエフェクトをかけることで
あの楽曲を作り出しているようなのです。
その本来の歌声は、上記の記事を見る限り、ボーカロイドのようなものなのではないか、と想像しました。
これが初音ミクPerfumeを再現しやすい、と書いた理由です。
 
最後に槐先輩
>「パーソナリティに基づく再現不可能性(≒アイデンティティ)」
補足ありがとうございます。
正直、自分でも言語化できなかった(大鑑君への返答はかなり適当です)ことなので、
大変助かります。
で、ごっちゃになっている、という話ですが、
>実在の人物
>音楽
これは混ぜていいと思っています。
前者は「番組に登場するキャラを演じる役者」のことであり、
後者は「音楽を奏でるアーティスト本人」のこと、というつもりでしたので。
羞恥心は、「演じられたキャラを役者の本質であるかのように見せかける」
Perfumeは、「特殊な演出を用いて人間味を排除する」
という方法で、どちらもアイデンティティを覆い隠していると思います。
 
で、アニメキャラの話ですが、これは自論が入ります。
アニメキャラは“架空”の“キャラクター”です。
槐さんのご指摘の通り、今更アイデンティティもへったくれもありません。
そんなものはもとより存在しないのです。
でも、アニメを見ていて「ああ、こいつらアイデンティティないな」と感じさせてしまうのはどうなのでしょう。
 
筆者個人としては、アニメキャラというものは本来アイデンティティなど持っていないけれども、
「持っているように感じさせる」ということが必要なのではないかと思うのです。
筆者はそういうところに、キャラクターの魅力というものを感じるのです。ですから、
>ただ「ガンダム00のキャラに魅力が無い」と言いたいだけ
まさにその通りです。これは、悪い癖が出ました。
 
>「『記号化』による消費文化」は現代の文化を考える上で外せない
「記号化」って言うのは重要なキーワードですよね。
こういう記事を書きたがるくせに勉強はまじめにしていませんのでぼろも出るかと思います。
勉強させていただきます。