情けは人のためならず

昨日会話しててこの諺を使った。意味は間違ってないはず。


ものすごく噛み砕いて言うなら
「人に優しくしていると、人からも優しくしてもらえる」
ってところだな、などと考えてみたら、
こりゃ、誤用もされるよな、とか思ってしまった。


「そんなことない」と一蹴できてしまうのだ。


ウィキペにも「現代的な価値観」と書かれていたりして、時代が生んだ誤用なんだな、と思ったり。


実際上の説明もかなり適当。
この諺は「巡り巡って」っていうイメージが重要で、1対1の人間関係じゃないマクロな視点を含めて説明すべき。
要は「社会はこうするとより良くまわる」的な教訓を含んだものだと思う。
社会を構成する一人ひとりが心がけ、行動することで結果が生まれるタイプの。
こういうマクロな視点が抜けてるから選挙の投票率が下がったりするんですな。
「どうせ俺一人行かなくても結果は変わんないし」
と考える有権者が数千万人。