来週中には三回目を見に行くつもりだけど・・・

多分、筆者がこのブログにヱヴァ:破の感想を書くことはないと思います。況や批評なんてものも。
 
最近思うんです。筆者如き一介の大学中退者が映像作品を分析して何か語ろうなんて
そもそもおこがましいのではないか。その作品の内面を抉り出そうとする努力は、
自分の中でその作品の価値を、言い換えるならその作品によって得た感動を徹底的に貶め、
ズタズタに引き裂く行為に等しいのではないかと。
 
だって、何かを批評してそれで幸せになれたことが、筆者にはないのですから。
 
なら、批評なんてやめてしまおうと思っています。
自分自身のためにならないことをやっても仕方ない。
感動したなら感動した、楽しかったなら楽しかった。
そういう素直な感覚だけを記録していくのが、このブログの進むべき道のような気がしています。
 
で、ヱヴァ:破ですが。
 
2回見て、今、冷静に思い返してみると。
非常に不可解な点が多くある映画なのです。
いろんなところが、とても変。変な映画に思えてしまうんです。
しかし、劇場で見ている間、筆者はずっと画面に釘付けでした。
映画を見るのがこれほど楽しく、幸せな時間に感じたことはないほど、
筆者はヱヴァ:破を楽しんでいたのです。
 
筆者は確信しました。この映画を批評してはいけない。
この映画を批評しようとしたり、細かく分析しようとしたりする行為は、
正に前述したとおり、この映画が筆者に与えてくれた感動を間違いなく破壊してしまう!
 
批評しようとしなければ、別の言い方をすれば、映画を外から、メタ的に見ようとさえしなければ、
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破は素晴らしい娯楽作品でした。
劇場に3回以上足を運びたいと思った映画は人生で初めてなのです。
筆者はこの感動を大切にしたい。
 
だから、思考停止で行こう。