考えてもみなかった。このサークルが”本当に”一部の人の努力によって支えられていた、とは。


でも冷静に考えれば今までずっとそうだったんだ。
毎週遠くまで出かけていって精神的にも肉体的にもストレスを被っている人。
サークルの財布を常に懐に持ち歩き、ことあるごとに金銭の出し入れに神経を削らねばならない人。
あらゆる場合に全責任を背負い、サークルを代表してさまざまな行動をとる責務を負う人。


俺たちは、彼らの努力の上に立ってはじめて、制作というサークル本来の活動を行うことが出来る。
そして、「このこと」を全ての会員が”認識”することが、サークルを「みんなで支える」ということに違いないだろう。


俺は甘かった。


しかし、認識の甘さは改めるがしかし、
他人への甘さを捨てるつもりはないので、あしからず。